~聞き流し~ レトロゲーム談話室

レトロゲームを解説してます

~聞き流し談話~ 『スーパーボンバーマン』 究極のマルチプレイヤー体験





• 1993年発売のSFC初の本作は、白ボンと黒ボンが共闘し、悪の権力者ダイヤモンドとDr.ムックの野望を阻止するため、ダイヤモンドシティで戦う物語です。

• 爆弾で壁や敵を倒すアクションで、協力可能なノーマルモードと、マルチタップを用いた最大4人での対戦が熱いバトルモードを搭載しています。

• 体力や盾を持つ手強い雑魚敵や、対戦形式で戦う「メカボンバー」、巨大な顔の「ピエロマスク」など、個性的で強力なボスキャラクターが多数登場します。

• ボムを飛ばす「パワーグラブ」や「キック」が初登場し戦略性が向上。敵を倒してもアイテムが出現するようになり、パワーアップのテンポも良くなりました。

• 鮮やかなグラフィックや多彩なBGM、バリエーション豊かなバトルステージが評価され、多人数で遊べるSFC屈指のパーティゲームとして高い支持を得ました。

• 復活後の無敵時間が約10秒と非常に長く、初心者には救済となる一方、熟練者には強引な突破を可能にさせゲームバランスを大味にする要因ともなっています。

• ワールド5の制限時間が極端に短く、敵の無敵時間もあり運要素が強い点や、ランダムに発生しテンポを削ぐ「不発弾」の存在などが難点として挙げられます。

• 海外版は『Super Bomberman』として発売。敵の「モグチャン」が茶色から緑色に変更され、バトルステージ名が英語に翻訳される等の調整が施されました。

• SFCを代表する名作として国内外で高く評価され、後にシリーズは『5』まで続きました。

~聞き流し談話~ 『アルゴスの戦士 はちゃめちゃ大進撃』 かわいいパッケージとは裏腹に中身はマッチョな世界観





• 伝説の戦士が、人類支配を目論む獣王ライガーを倒すため、聖地アルゴールを冒険する物語です。

• 主人公や神々は劇画調のマッチョばかりで、女性キャラが全く登場しない極めて硬派な構成です。

• 成長要素のあるアクションRPGで、5つの神器を集めて行動範囲を広げる探索型システムを採用。

• 日本版は可愛い絵柄ですが、海外版は英雄的なアートと明るいBGMに変更されているのが特徴です。

• 夕日を背景にした緻密なグラフィックや多重スクロール、サクサク動く操作性が高く評価されています。

• 純粋なアクションから探索RPGへの激変は、アーケード版ファンの間で評価が大きく分かれました。

• プレイ時間が長いのに中断機能がなく、当時は1回のプレイでクリアが必須だった点が大きな不満でした。

• 後にPS2やWiiで新作が登場し、現在は中断機能付きでNintendo Switch等でも楽しめます。

• 可愛い絵とマッチョな中身のギャップは「パッケージ詐欺」と呼ばれ、隠し100万点ボーナスも有名です。

• アーケード版とは別物ですが、探索型アクション(メトロイドヴァニア)の先駆けとして傑作と評されます。

~聞き流し談話~ 『バルーンファイト』 浮遊感と慣性と巨大魚のトラウマ

• 1984年に任天堂から登場したアクションゲームです。風船で飛ぶ主人公「バルーンファイター」を操作し、鳥のような敵と戦う明確なストーリーのないシンプルな内容です。

• 主人公は頭に2つ、敵は1つの風船を付けています。水面には何でも食べる巨大な魚が潜み、一定時間で雲から発生する雷などの即死ギミックがプレイヤーを待ち受けます。

• A・Bボタンで上昇し、独特の慣性がつく空中操作が特徴です。敵の風船を割り、落下したところを叩いて倒しますが、自分の風船が2つとも割れるとミスになります。

• 敵を全滅させるモードの他、家庭用では強制スクロールの「バルーントリップ」が追加されました。AC版は2人プレイ時に画面が上下にスクロールする独自仕様です。

• 続編の『バルーンキッド』は海外で先行発売されました。後に日本ではキャラを変更した『ハローキティワールド』や、カラー対応版の『バルーンファイトGB』として展開されました。

• 極めてシンプルなルールで、初心者でもすぐに熱中できる点が評価されています。コミカルな効果音や、田中宏和氏によるバルーントリップのBGMも名曲として有名です。

• 2人プレイでは協力だけでなく相手の風船を割ることもでき、白熱しすぎて現実の喧嘩に発展することもありました。この「共食い」要素は本作の醍醐味であり賛否両論点です。

• 慣性の強い操作は思い通りに動かすのが難しく、密集した障害物や敵、魚などの即死要素によってミスをしやすいです。この制御の難しさが初心者には高い壁となる場合があります。

• 岩田聡氏がバルーントリップをわずか3日で開発したという逸話があります。また、本作で培われた滑らかな操作技術は、後の『スーパーマリオブラザーズ』の水中挙動に活かされました。

• 『スマブラ』への参戦や他作品でのリメイクなど、今も愛され続ける初期の名作です。シンプルながら中毒性が高く、接待用としても色褪せない面白さを持つ傑作と評されます。

~聞き流し談話~ 『マリオペイント』 ものづくりと遊びの喜びを子どもたちに届ける





• 1992年に任天堂から発売されたスーパーファミコンマウス専用ソフトです。同梱のマウスを使い、家庭で手軽にデジタル創作を楽しめる先駆的なツールでした。

• 物語はありませんが、マリオやヨッシーが登場します。漫画『スーパーマリオくん』では、コクッパがマウス型マシンで襲いくる独自展開も描かれました。

• お絵かき、アニメ作成、作曲の3要素に加え、マウス操作に慣れるためのミニゲーム「ハエたたき」を収録。これらを統合して1つの作品を作ることが可能です。

• 海外版はスタンプが英語ですが、日本版にはひらがな、カタカナ、漢字のフォントスタンプが含まれているという言語環境に合わせた細かな違いがあります。

• 当時高価だったPCの創作機能を、子供でも遊べる直感的なUIで提供した点が画期的でした。タイトル画面の隠し要素など、各所に散りばめられた遊び心も絶賛されました。

• 斬新さは認められたものの、対象年齢層より上のユーザーには機能制限により「おもちゃ」の域を出ないとの意見や、価格の高さに対する厳しい指摘もありました。

• 使える色が16色のみ、同時発音数が3音まで、セーブデータが1つしか作れないといった、当時のROMカセットの容量制限に伴う技術的な制約が主な課題でした。

• 『マリオアーティスト』や『スーパーマリオメーカー』、さらに『メイド イン ワリオ』シリーズの源流となり、任天堂の「作る」遊びの精神を継承しています。

• 特徴的な声の音色「アッフン」はネット上で根強い人気を誇ります。2025年にはSwitchでも配信が開始され、USBマウス等を接続して遊ぶことが可能です。

• 創作と遊びの境界をなくし、デジタル表現の楽しさを子供たちに開放した歴史的名作です。不自由さを工夫で補う創作の原体験を多くのユーザーに提供しました。

~聞き流し談話~『火の鳥 鳳凰編 我王の冒険』 大和・来世・太古の3つの時代を旅する物語





• 1987年1月4日にコナミから発売された、手塚治虫の漫画を題材としたアクションゲームです。同年最初のファミコンソフトとしても知られています。

• 仏師の我王が、16個に分かれ時空を超えて隠された「火の鳥」の彫刻を完成させるため、大和・来世・太古の3つの時代を旅する物語です。

• 主人公は我王です。パッケージには茜丸などの原作キャラが描かれていますがゲームには登場せず、原作で隻腕の我王に両腕があるなど独自の設定変更が見られます。

• 敵を倒して入手した「鬼瓦」を設置して足場を作るシステムが特徴です。武器のノミは上方向にも撃て、隠されたワープを駆使して全16ステージの攻略を目指します。

• 基本的に日本国内専用ソフトですが、海外では『The Phoenix: Garo's Adventure』という英語タイトルが設定されています。

• 鬼瓦を駆使した独創的なアクションや、山下絹代氏による高品質なBGMが絶賛されました。探索要素が豊富で、自分なりのルートを開拓する楽しみもあります。

• 難易度が控えめでラスボスが不在な点や、しゃがみ攻撃ができない操作性、原作の哲学的な物語をアクション向けに大幅改変している点には賛否があります。

• ブロックを壊す「しゃがみジャンプ」操作の分かりづらさや、ボス戦などの激しい点滅による目への負担、特定のボスが何度も再登場する点などが挙げられます。

• 自害用のセレクトボタンや、内容の異なるMSX2版の同時展開、エンディングで映画版主題歌のサビが流れる演出など、演出や関連展開に特徴があります。

• 原作との乖離はあるものの、独創的なシステムと高い完成度を誇るアクションの良作です。現在は権利関係から再販が難しく、貴重なタイトルとなっています。

~聞き流し談話~ 『デビルワールド』 悪魔の親玉による勝手気ままな強制スクロール





任天堂とインテリジェントシステムズ開発の、1984年発売のドットイート型アクションゲームです。宮本茂氏が手掛けた初のコンソール専用タイトルでもあります。

• 主人公のタマゴンがデビルの世界を攻撃する物語で、全3ステージで1ラウンドを構成します。各ステージでドット回収、封印、ボーナス面を繰り返します。

• 画面上部のデビルが指さす方向に、迷路全体がランダムに強制スクロールするのが最大の特徴です。壁と画面の境界に挟まれると1ミスになるため注意が必要です。

• 十字架やバイブルを持つと火を噴き、敵を無力化したりドットを食べたりできるようになります。これらを持たない状態のタマゴンは敵に対して無力です。

• 北米では十字架等の宗教的アイコンの使用制限により、2023年まで長らく未発売でした。欧州では1987年に発売され、デビルの名称が「デモン」に変更されました。

• 個性的なBGMや可愛らしいグラフィックが評価されており、既存ジャンルに独自要素を加えた良作です。『パックマン』のクローンの中でも高い評価を得ています。

• ランダムなスクロールでドットが取れなくなったり、挟まれたりする理不尽な状況が発生します。自分のペースで攻略しにくい点が、賛否や問題点として挙げられます。

• 近年はバーチャルコンソールやNintendo Switch Onlineで配信され、現行機でも遊べます。デビルは『スマブラ』のアシストフィギュア等にも登場しています。

• タマゴンが孵化する際の効果音は、後に『スーパーマリオワールド』のヨッシーの孵化音に流用されました。また、当時の定価変更により2種類のパッケージが存在します。

• 知名度は控えめですが、強制スクロールという斬新な概念を導入した宮本茂氏の創意工夫が光る佳作です。シンプルながらも忙しく、独特の緊張感を楽しめる作品です。

~聞き流し談話~ 『パックランド』 ゲーム史における黄色い先駆者





• 1984年にナムコが発売した横スクロールアクションの先駆的作品です。従来の形式から一変し、色彩豊かなアニメ調の世界を冒険するプラットフォームゲームの礎です。

• 迷子の妖精を送り届け、魔法の靴で自宅へ帰る物語です。往路で送り、復路は空を飛んで帰還するという、達成感と爽快感を両立させた二部構成のステージが特徴です。

• パックマン一家や5匹のモンスターが登場します。近年の版では権利上の理由により、家族のグラフィックが「パックマム」や「パックシス」へと変更されています。

• ボタン連打で加速し、速度で飛距離が変わるシステムが特徴です。レバーを使わずボタンのみで操作するアーケード版など、独特の慣性制御がゲームの肝となっています。

• 海外版は米アニメ準拠で鼻が低く、日本版は販促資料を基にした鼻が高いデザインです。家庭用移植の多くは日本版がベースですが、設定で鼻の形を変更できる例もあります。

• 滑らかなアニメとポップな色彩、軽快なBGMが高評価を得ました。後のマリオ等、多くの名作アクションに多大な影響を与えたビデオゲーム史の重要作です。

• 「連打で走り別ボタンで跳ぶ」という操作性は、習熟すれば高度な制御が可能ですが、直感的でないため初心者には難しく、当時の評価でも賛否が分かれる要因となりました。

• 全体的に難度が高く、特にFC版の「回転丸太」は極めてシビアな判定で知られます。移植に際しては、ハードの制約から多重スクロールや背景演出が簡略化された面もあります。

• 多機種に移植され、現在は「アケアカ」等でも遊べます。『大乱闘スマッシュブラザーズ』の技やステージのモチーフとしても本作の要素が広く採用されています。

• 障害物を押すと出る隠し要素や「7,650点」ボーナスが満載です。「不思議なことが当たり前」の標語通り、冒険心を刺激する要素に満ちた文化遺産的傑作です。